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「虐殺器官」伊藤計劃

伊藤計劃の書いた「虐殺器官」を読んだ。おおよそのあらすじは、以下のようになる。

911ではじまったテロとの戦いが続いている近未来が舞台となる。その頃、アメリカの軍隊は、陸軍(アーミー)、空軍(エアフォース)、海軍(ネイビー)、海兵隊(マリーンズ)、情報軍(インフォメーションズ)から構成されており、主人公の”ぼく”グラウヴィス・シェパードは、情報軍・特殊検索軍i分遣隊で大尉として従軍している。この部隊はアメリカ5軍の中でも暗殺を請け負う唯一の部隊であり、主人公も世界各地の紛争地帯で暗殺を遂行している。
そして、その世界では、ここ数年後進国での虐殺が増えてきている。その虐殺地帯に現れ暗殺対象になり、幾度も失敗し続けているジョン・ポールという人物が居る。この物語は、ウヴィス・シェパードが、その目標であるジョン・ポールをプラハやインドなど世界各地で追いかけていく話であり、その過程で虐殺の動悸や方法が明らかになっていく構成となっている。

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